日時:令和7年12月19日(日)13:30~15:00
会場:彩の国すこやかプラザ2F 研修室1・2
出席者:37名
本年度の教務交流会は、一般社団法人埼玉県歯科医師会会長の桑原栄先生、専務理事の平井丈司先生、一般社団法人埼玉県歯科技工士会会長の野島正美先生をはじめ、埼玉県内にある5校の歯科衛生士養成機関である埼玉県立大学保健医療福祉学部健康開発学科口腔保健科学専攻、大宮歯科衛生士専門学校、埼玉歯科衛生専門学校、葵メディカルアカデミー、医学アカデミーの先生と埼玉歯科技工士専門学校の先生方9名にお集まりいただきました。本会からは会長以下24名の理事役員が参加し、意見交換が行われました。
本会の現状ついて、吉岡会長より報告があり、歯科衛生士会加入率は全国でワースト2位であること。その中で本会への入会を学生のうちから周知願いたいとありました。
また、歯科医師会長の桑原先生からは、歯科医師会、歯科衛生士会、歯科技工士会は兄弟みたいなもので、三者での協力は不可欠。その上で歯科業界の発展があるというお話がありました。
また歯科衛生士養成所指導ガイドラインについて、各学校の先生よりご意見をいただきました。今回のガイドライン一部改正により、学校の設備面で歯科ユニットを学生3人に対して1台の設置など、費用が多額に及ぶものもあり、行政からの説明も少なく困惑しているという内容もありました。本会理事の遠藤浩正先生より
行政側としてはこんな考えなのでは…というのアドバイスもいただきました。
歯科衛生士会に求めることとして、「卒後研修は早い段階に実施してほしい」や「新卒は仕事に慣れるのに必死。臨床に出て数年経ってしまうと研修は難しい」といった意見がありました。学校によっては、卒業生へLINEやメールなどでの連絡ツールがあるという事でしたので、これらを活用して卒後研修を案内していくことも一つの方法ではないかと思いました。
また、近年話題となっている、歯科衛生士による浸潤麻酔についても触れられました。
現時点では、学校のカリキュラムには取り入れる予定はないものの、歯科衛生士の業務範囲に浸潤麻酔が含まれることになると、この授業における講師やカリキュラムの内容を見直す必要があるといった声があがりました。
この問題は、すでに診療の場に出ている歯科衛生士としても注目すべきことだと感じました。
各先生方から頂いた貴重なご意見を生かし、本会の魅力、また歯科衛生士業務の魅力を発信し続けることが大切だと感じました。
活動レポート
REPORT
令和7年度教務交流会
※記事の写真をクリックで、写真が拡大されます。
投稿日
2025.12.20