【活動報告】特別支援学校での歯科保健指導を2校実施しました。
7月15日に埼玉大学附属特別支援学校、16日に騎西特別支援学校に訪問し、児童・生徒の皆さんへ歯とお口の健康について楽しく学んでいただく機会となりました。
【1日目:埼玉大学教育学部附属特別支援学校】
蒸し暑い天気ではありましたが、教室内は涼しく快適な中での実施となりました。高等部の生徒さんを対象に、おやつのとり方、むし歯や歯周病についてのお話を中心に全体指導を行いました。途中、クイズを交えて歯垢(プラーク)の話をした際には、
「プラークは歯周病の原因になる“生きた細菌のかたまり”です!」
と強調し、毎日のセルフケアの重要性をしっかりお伝えしました。
健口体操では、『むすんでひらいて』の替え歌で口や舌をたくさん動かし、さらに、
あいうべー体操やピロピロ笛で表情筋のトレーニングも。口呼吸を防ぎ、鼻呼吸を意識する大切さも一緒に伝えました。
また、RDテストでむし歯菌の多さを調べ、染め出し→歯みがき練習へと進みました。
高等部の皆さんは全体的に歯みがきがとても上手で、日頃の習慣が感じられました。
この日は、フロスの使い方も練習しましたが、少し難しそうな様子も見られました。今後ご家庭でも継続して使ってもらえると安心です。
【2日目:騎西特別支援学校】
翌日は中学2年生を中心とした生徒さんを対象に指導を行いました。内容は埼玉大学教育学部附属特別支援学校と共通で、RDテスト・染め出し・ブラッシング指導を行いましたが、対象年齢がやや低いことから、導入にパワーポイントでの指導とエプロンシアターでの指導も取り入れ、視覚的に分かりやすく楽しめる工夫を加えました。
生徒の皆さんはとても意欲的で、染め出しで磨き残しを発見すると「もっときれいにしたい!」と積極的に歯みがきに取り組む姿も見られました。
2日間にわたる歯科保健指導を通じて、多くの子どもたちが自分のお口の健康について意識を高め、実際に口腔ケアの方法を学ぶ貴重な機会となりました。今後も大宮支部では、地域の子どもたちの健やかな成長を支える活動を続けてまいります。