日時:令和5年7月9日(日) 13:30~15:45
会場:彩の国すこやかプラザ2F 研修室1・2・3
対象者:入会1~3年目会員・拠点歯科衛生士、会員他
演題:「ヒトは口から老い、口で逝く」~歯科医療と平穏死~
講師:日本大学 名誉教授 落合邦康先生
受講者数:50名
今回は、口腔細菌学研究の歴史、口腔環境と腸内環境、口腔感染症と全身疾患について講演していただきました。
口の情報は全身に伝わり、全身の情報も口に伝わるということを教えていただき、口腔の免疫と全身の免疫は繋がっているということを学びました。超少子高齢化が進んでいる日本では、地域包括ケアが重要になりチーム医療の機会も増加するため、歯科衛生士としてしっかりと知識を身につけておくことが必要であると感じました。
口から食べ物を食べることができなくなってしまったら腸内粘膜の脆弱化により寿命が短くなるというお話もありました。口から食べられなくなったときにどうしたいかを患者さんとその家族で話し合う場を設けたりするなど、終末期にも歯科の介入をしていくことが大切であるとわかりました。
歯周病と全身疾患についても深く関わりがあり、認知症やAIDS、がんなどにも関係しており、改めて口腔ケアの重要性を実感しました。
歯科衛生士として口腔内細菌や口腔と全身の繋がりなどをしっかりと理解しておくことが大切であると改めて感じました。