日時:令和4年7月17日(日)13:00~16:30
会場:彩の国すこやかプラザ2F 研修室1.2.3
対象者:入会1~3年目会員・拠点歯科衛生士・他
演題:第1部 先輩歯科衛生士から「障がい者(児)の口腔ケア」
講師 浦和支部 田中美紀さん
大宮支部 平野千鶴子さん
大宮支部 山口百合子さん
第2部 「ここまでわかった歯周病と全身疾患の関係」
~新型コロナから平穏死まで~
講師 日本大学 名誉教授 落合邦康先生
受講者数:会員56名 拠点歯科衛生士3名
歯科衛生士会に入会後1~3年目の会員・拠点歯科衛生士を対象とするフォローアップセミナーが開催されました。
第1部では、障がい者(児)の口腔ケアについて先輩歯科衛生士の立場から自閉症スペクトラム症の特性の説明と診療室でのより良いかかわり方を再現した口腔ケアの実演がありました。障がい者(児)の特性を長所として捉えること、約束を必ず守ることが信頼関係の構築に繋がることを学びました。
第2部は、日本大学名誉教授の落合邦康先生が4つの内容で講演されました。始めに『国民皆歯科健診』について「全国民に年1回は歯科健診を受けやすい環境をつくる」ことが義務化ではないこと。人的に歯科医師だけでは困難で歯科衛生士の協力が必要になるというお話がありました。その後、本題の①感染症基礎知識・新型コロナウイルス感染②口腔環境と腸内環境③口腔感染症と全身疾患④口腔と平穏死の4つの項目について詳しく学びました。新型コロナウイルス感染症は換気・マスク・自然免疫で防げること、またワクチン接種による獲得免疫が重要であるといったお話はたいへん勉強になりました。最後に今後チーム医療に参加する機会が増えることで歯科衛生士は、異分野についての勉強とその覚悟が求められているといった説明を聞き、我々は常に目標を持ち前進していかなければいけないと強く感じました。