日時:令和4年4月10日(日)13:30~15:30(受付13:00~)
会場:彩の国すこやかプラザ2F 研修室1・2・3
演題:「地域における食支援と多職種連携」~歯科・栄養の協働を中心に~
講師:東京都健康長寿医療センター研究所・社会参加と地域保健研究チーム研究員
管理栄養士 成田美紀 先生
受講者:47名
新型コロナウイルスに係るまん延防止等重点措置は解除されましたが、感染再拡大の防止対策として、マスクの徹底や体温測定、手指衛生の実施に十分配慮した上で開催されました。
第1部は、成田先生にテーマについて講演いただきました。ライフステージ別に多職種連携の実際の事例を紹介いただきました。それぞれの専門性を生かしながら協力しあい、対象者の方をサポートしている様子がよく分かりました。歯科衛生士ももっと介入していく必要があると痛感しました。
また、さまざまな地域での介護予防防・フレイル予防においての多職種連携の事例も動画を入れながら紹介していただきました。
第2部では40後半、60代、70代の方から1週間分の食事記録を提出していただき、その食事記録から歯科衛生士としてどのように分析し栄養指導に関わったらいいのか、先生のアドバイスと歯科的には何が問題かなど会場から意見や質問を受けながら進められました。栄養面では、①3食きちんと食べられているか、②食事の内容は主食・主菜・副菜が摂れているか、③食品の数はどうか、という3つのポイントでチェックするそうです。今回の3人の食事記録は栄養面では大きな問題はないようでした。
食事記録はどう見たらいいのか、どのように指導に生かしたらいいのか二の足を踏んでしましますが、今回の実例の解説で食事記録の見方や指導ポイントを学ぶことが出来ました。たくさんの資料と動画で理解しやすく、有意義に受講させていただきました。