日時 : 令和6年6月23日(日)
①総会終了後〜13:00
②14:00〜16:00
会場 : 彩の国すこやかプラザ 2Fセミナーホール
内容 : ①災害支援報告 参加者52名
「石川県能登町歯科医療救護活動」に参加して
浦和支部 大久保喜恵子さん
実際の歯科医療救護活動の様子や現地での歯科衛生士の役割などスライドを見ながら詳しく知ることができました。ライフラインの止まった現場で、トイレ対策や寒さ対策などの準備を万全にして現地で救護活動に従事する様子は、想像を超えるものがありました。
避難所に届く口腔支援物資を、避難されている方が手に取りやすくなるように、ダンボールへ物品名を明記して一目でわかるように配置するなど、医療行為だけではない専門家としての役割の大切さも学べました。
また、現地へ入るまでの支援要請の流れや他県の歯科医師や歯科衛生士との連携など、実際の体験談として貴重なお話を聞かせていただきました。災害歯科保健歯科衛生士への登録について、関心を持つきっかけになりました。
「東日本大震災時の災害支援について」
大宮支部 丸山惠子さん
東日本大震災当時の歯科医療救護活動の様子や、その後も現地を訪れて、復興していく様子を一年毎に納められた写真が印象的でした。東日本大震災の時は歯科医療救護活動も日数が多く、大変なことも多かったそうです。丸山さんは、この体験談を歯科衛生士学校でも講演されています。これからの歯科を担う方たちへ伝えていけることは今後の歯科衛生士の活動をさらに広めていくことにも繋がると思いました。
②第5次生涯研修会 参加者62名
演題 「発達障害の特性がある子どもに対する理解と対応」
講師 さいたま子どものこころのクリニック
院長 星野崇啓 先生
星野先生から発達障害とはどういうものか、またその種類や特徴など、わかりやすくお話いただきました。歯科医院での診療や市町村で実施される乳幼児健診など、子どもたちと接する中で、発達に特性のある子どもと関わることもあります。
まずは、子どもが怖がらない環境設定。次に、子どもが怖がらない関係作りが基本となるなど、発達障害の特性を知ることにより、子どもと保護者の方へ、どのような対応をすれば良いか学ぶことができました。
また、実際の診療では、動線を最小限にすることや、これから行うこと(診療)の手順を視覚で伝える「絵カード」を使用するなどユニバーサルデザインが有効であるということでした。
明日からの診療や乳幼児健診の場面で早速取り入れていきたいと感じました。今回の研修会をきっかけに、発達障害の特性をより深く理解していきたいと思いました。