日時 11月4日(月祝)13:30~16:10
会場 RaiBoc(レイボック)ホール7階小ホール
出席者 110名
テーマ 笑顔で健やかな人生を歩むために・・・
秋晴れの下、第10回県民フォーラムが開催されました。
始めに、吉岡典子会長の開催挨拶のあと、来賓の紹介、そして一般社団法人大宮歯科医師会・さいたま市歯科医師会、巻淳一会長よりご挨拶いただきました。
次に、埼玉県歯科衛生士会の活動に貢献された以下の3名の表彰を行いました。
功労賞 丸山惠子さん
永年精励賞 平野千鶴子さん
歯科衛生士賞 山地知子さん
続いて、ボランティアで活動されているスマイル合唱団による歌の披露がありました。
歌うということは、舌や口周りの筋肉を動かしますので、口腔機能の維持や改善につながります。
日頃から練習されているので、お口の動きも良く、皆さん素敵な美声を披露してくださいました。
復興支援ソングや「ふるさと」など、7曲歌われました。
歌詞の意味を説明してくださって、そのあとに歌を聴いていると、短い詞の中に、家族の絆や優しさが込められていて、情景が脳裏に広がっていきました。
時代を超えて私たちの心は揺さぶられ、感動で涙する方も見られました。
最後は会場の皆さんと一緒に歌って楽しい時間を過ごすことが出来ました。
スマイル合唱団
その後、大宮支部の活動報告発表が行われました。
大宮支部では継続している事業も多くありますが、新規事業も少しずつ増えていて、その様子も含めて、今年度の事業について多くの写真と共に発表されました。
さいたま市だけではなく、久喜・白岡・蓮田・上尾と幅広く活動をおこなっていて、学校教育機関、行政と協力しあって、口腔衛生向上のために活動している様子がよくわかりました。
最後に、福島県立医科大学医学部疫学講座主任教授、
大平哲也先生をお招きして、
「心と身体を癒す笑いの効果」という演題でご講演を賜りました。
その中で、笑いとは「ユーモアに対する身体的な反応」である、
笑いは「身体動作」と「発声」の2つから構成される、
笑うと腕、足、体躯など身体の多くの部分の筋肉を使う、と言及されていました。
そして、笑いがうつ病予防改善、ストレス解消になることに加え、高血圧、糖尿病などの生活習慣病や認知症、介護を予防できる可能性についても言及されました。
さらに、社会性、身体的フレイルの改善・向上にも繋がっていることがわかってきたそうで、それが、笑いを用いた治療法で、笑いとヨガの呼吸法を組み合わせた「笑いヨガ」であると紹介してくださいました。
これによって、身体的精神的生活の質(QOL)の改善に加えて、身体機能や血糖値などの改善がみられることがわかったそうです。
実際に会場の皆さんと一緒にこの笑いヨガをおこないましたが、少しおこなっただけでも、掌、指先が温まり、身体が温かくなったような感じになりました。
そして最後には、なぜか心が前向きになれたような感じがして、笑いの効果を実感することが出来ました。
今回の講演から、今後の事業の中に、また生活の中にも、この笑いというものを増やしていき、少しでも多くの方たちの健康寿命延伸の一助になれるよう励んでいきたいと思いました。
今回の開催にご尽力くださった方々、ご来賓の方々のお力添えで無事に開催できましたことを御礼申し上げます。