日時:令和6年4月14日(日) 13:00~16:10
会場:彩の国すこやかプラザ 2F 研修室1・2・3
演題1:口腔機能発達不全症の評価と対応について
講師:鶴見大学歯学部小児歯科学講座 教授 朝田 芳信先生
演題2:バランスのよい食生活を可能とする口腔機能―ライフステージごとのエビデンス―
講師:女子栄養大学 准教授 中西 明美先生
例年より、ゆっくりと開花した桜が散り始めた春らしい天気の中、令和6年度第1回第5次生涯研修会が開催されました。
朝田先生による講演では、令和6年度歯科診療報酬改定で口腔機能の獲得を目的としての訓練が保険算定可能となった、口腔機能発達不全症についての具体的な評価、管理、指導についてご講演いただきました。
食べること、話すことを主訴として受診することは少なく、来院時に保護者の気付きを引き出す工夫が必要であり、具体的に行動に結びつける為の指導、管理でなければ改善は期待できない。その為の評価のポイントや対応例は明日から活かせる有意義な時間となりました。
中西先生による講演では、口腔保健分野と栄養、食生活分野の連携についてご講演いただきました。
小児、成人、高齢期それぞれのライフステージや口腔機能ごとの栄養、食生活の特徴やエビデンスの論文をご紹介いただきました。
今後は、食事バランスガイドを活用し、甘味飲食物だけではなく、健康を意識した栄養指導を心掛けたいと感じました。