日時:令和4年5月22日(日)13:00〜16:15
彩の国すこやかプラザ2F研修室1・2・3
受講者 51名
第一部 演題「災害と公衆衛生活動について」
講師 奥田博子先生
国立保健医療科学院 健康危機管理研究部
厚生労働省健康局 新型コロナウィルス感染症対策推進本部(併任)
職位 上席主任研究官
第二部 演題「通いの場についての対応の仕方」
講師 深井穫博先生
深井保健科学研究所所長 深井歯科医院院長
新型コロナウィルス感染症予防対策を充分行いながら研修会を開催いたしました。
第一部 奥田先生は、実際に阪神淡路大震災で、ご自身が被災され、その中であっても災害支援活動に奔走された時の事、災害時の特性や人々の健康被害への対策、そして我々歯科衛生士が災害時どのような役割を果たすべきなのかをお話しくださいました。支援時、自分自身の安全確保、健康には十分留意すること、歯科保健活動を押し付ける事なく、被災者に寄り添いましょう、明日来るかもしれない災害にどう向き合うか、改めて考える機会をいただけました。
第二部 深井先生は、超高齢社会において歯科衛生士が知っておくべき口腔保健、高齢者の予防のための法制度と財源、地域包括ケアシステムの構築、そもそも私達が何に基づき事業を行なっているのかをわかりやすくお話しくださいました。フレイル予防が重要なこと介護予防事業の主役は歯科衛生士であるとも仰ってくださり、事業への参画のマンパワーと事業評価が課題でもあるようです。