日時:令和4年10月30日(日) 13:30~15:00
会場:東松山市唐子地区体育館アリーナ
内容:「こんところ おっぺす力と踏ん張る力がなくなったぁ」
~健康寿命はお口から~
講師:(公社) 埼玉県歯科衛生士会 大久保喜惠子会長
参加者:91名
東松山市社会福祉協議会の介護予防事業では、概ね65歳以上を対象とし、年に1回講演会を開催しています。本年度は「口腔」をテーマに歯周病予防や口腔のフレイル予防についての内容を本会の大久保喜惠子会長が講演いたしました。
講演会タイトルにあります「こんところ おっぺす力と踏ん張る力がなくなったぁ」という温かみのある言葉に参加者の皆さんもご興味を示され、大久保会長の「舌はいくら動かしても、運動疲れはないです。首回りが疲れる人は運動不足です」という言葉に皆さんが頷き、真剣に聞いている姿が印象的でした。また参加者アンケートでは「口腔内の健康が、身体の健康と大いに関係があることが改めてよくわかった」「歯がだめになったら、入れ歯にすれば良いぐらいに思っていた。大切さを知った」とご感想をいただきました。
介護予防事業に携わる中で、手打ちそばを打つお仕事をされている方が「仕事中は入れ歯(部分義歯)を入れてない」固い物が食べられないという方は「食事中は噛むとバネが舌の内側に当たるから、入れ歯を入れない」などの声があり、どの方も「足腰は鍛えたいし筋力を落としたくない。でも義歯が合わない場合は我慢をする」といったお話を聞きます。まだまだ「運動」「栄養」「口腔」と、それぞれが相関している事を知らない方も多く、今回の介護予防講演会が大きな働きかけとなって「口腔」から健康を見直し、いつまでも健やかにお過ごしいただきたいと思いました。