場所:大宮なみき幼稚園
日時:令和2年6月15日(月)10:00~11:00
対象人数:76名
出務歯科衛生士:2名
新型コロナウィルス感染症対策で延期となっていた歯科保健指導を実施しました。 事前に幼稚園側と注意事項などの打ち合わせをし、私たち出務者は当日健康確認をしてから臨みました。 例年は年少、年中、年長組の全園児を対象としていますが、今年度は入園が6月となってしまった年少組をのぞく年中、年長組のみなさんに行うこととなりました。
換気のために窓とドアを開放されたホールには爽やかな風が流れ、園児のみなさんはマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを取って静かに集まってくれました。(今年度、ホールに集まったのは初めてだったそうです。) フェイスシールドを怖がる園児がいるのではと心配しましたが、園長先生が最初のお話の中でこのことに触れられると「フェイスシールドって言うんだよ!」と名称を知っている園児もいて、スムーズに指導に入ることができました。
私たちも園児のみなさんとはいつもより距離を取って、マイクを使用しての指導です。 パネルシアターやエプロンシアターで、いつもは園児のみなさんと元気な声で掛け合いをしたり、お手伝いしてもらったりしていましたが、今回は目で楽しんでもらうことになりました。 歯みがき指導は歯ブラシを持たずに真似をして、ブクブクうがいはマスクの下で頬を動かしブクブクと・・・。歯を守るお約束の唱和は心の中で、と制約の多い中での指導でしたが、園児のみなさんはキラキラしたまなざしを向けてくれていました。
指導終了後、園長先生から「このような時期ですが、映像で見るよりは、実際に見る方が子供たちに残るものがあったと思います。」とのお言葉をいただき、来てよかったなあと思いました。 新しい生活様式の中で歯科保健指導も難しい局面を迎えていますが、事前打ち合わせをきちんと行い、工夫をしながら続けていきたいと思います。